ニュース:NO4
第4回 「よくわかる第2巻講座」ニュース 第2巻運営委員会
あけましておめでとうございます。
今年は参議院選挙、都議会議員選挙があります。暮らし・平和などの願いが前進する年にしましょう。
前回講義から
ワンポイント
① 米大統領選結果、民主党予想外の大敗・・・人権は大事であるが政策の順番を間違えてはいけない。汗して働く労働者の要求は、暮らし。日本の選挙結果にも言える。革新政党は、生活困窮の根本治療・中期的処方・当面の応急処置を示すことが大事だ。
② 格差の原因は株主資本主義か?
労働者は“株主けしからん、経営者ガンバレ!”と言ってはならない。株主資本主義は剰余価値の資本家同士のぶんどり合戦。格差の根本は搾取。
第1篇 第2・3・4章
到達した…p…の意義、“剰余価値をつくり価値増殖する”ところ。―で示される、単なる流通とは根本的に違うことが繰り返し強調されます。
G―W(A・Pm)…P…W‘―G’/G―W(A・Pm)…P…W‘―G’で、2度目の労働者Aが受け取る賃金は、先立つ…P …で労働者自身が作った剰余価値の一部に過ぎない。成果主義賃金の決まり文句、「原資は決まっている」の大ウソ!
「賃金は将来の労働指図証券」です。建築中の家、鉱山の鉄・石炭などと同様に労働力は使用以前に買われ、資本の労働力となってから使用されます。
貨幣資本循環での「G-A」の意味。剰余価値生産に役立つべき商品、Aの購入です。だから単なる労働力の存在ではなく階級関係(賃労働・資本)を前提にしている。
「W‘…W’」は初めから剰余価値を含んだ商品として示され、生産的消費と個人的消費を含んでいる。社会的資本の再生産を見る時の循環運動です。
産業資本は三つの循環過程を連続的に進行しながら自己増殖する価値の運動体です。時間的、空間的に違ういろいろな形態にある。ベーリーはこの「価値の自立」が見られず、価値は価格と同じで交換とともに消える“抽象”とした。マルクスは資本の様々な形態・循環こそがその“抽象の現実化”であるとべーリーを批判した。価値の「自立」は、労働の二重性とともに、マルクス労働価値説の要です。
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